餃子隊員2015夏の珍道中、本になる
2015年、餃子隊員はIAMサイクリングチームに帯同するかたちで、10日間ツール・ド・フランスを見てきました。
TwitterやFacebook上でたくさんの人に見守られながらの珍道中でした。
あの10日間に私が見てきたもの、感じたものをまるごと詰め込んだ本を、チームと一緒に作りました!
私にとっては、まるで夢のような、思い出の一冊です。
販売用のものではなく、当時、関係者やスポンサーに配られた、と聞いています。
そもそも2015年、いちファンでしかなかった私の身に何が起きたのかというと…
その年3月、私は引退する前にシャヴァネルさんに会いたい一心でミラノへ行き、彼には似顔絵ステッカーを、そしてチームにはジャパンカップアンオフィシャルマスコット(自称)である「餃子たん」にIAMサイクリングチームのジャージを着せたステッカーをプレゼントしました。
それは、巡り巡ってチームのCEOの元に届きました。
そして私のイラストを気に入ってくれたチームからオファーをいただき、まさかのチーム帯同というかたちでツールドフランスへ行くことに。
チームからの誘いはこうでした。
「IAMサイクリングのオフィシャルブックを作りませんか?」
まるっと全部IAMサイクリング!
ハードカバーの分厚いフルカラー本です。
2015年のツールドフランスに密着した内容です。
グランツールを走る選手たちは、カメラが回っていないときにどう過ごしているのか、カメラには決して写らないスタッフ達はどんな生活をしているのか?…など、テレビ中継では決して知ることのできない素顔のツールドフランスの風景が満載です。
日本語、英語、そしてフランス語の三ヶ国語併記となっています。
わたしの拙い文章に、とてもすばらしい翻訳をつけていただきました。
ありがとうございます。
私がこの年ツールに行っていたのは、実はチームと一緒にこれを作るためでした。
物見遊山じゃなかったんですよ。遊びに行ったわけじゃなかったんですよ。
右も左もわからなくて、英語もままならなくて、もちろんフランス語なんてさっぱりで、でも、ただただ見えたものだけを描き記した、大切な一冊になりました。
当時の様子は友人たちがまとめてくれたtogetterから
写真はFlickrで見ることができます。
(2016年にブログに掲載したものを加筆修正して再録しています)